わたしの生まれてきたわけは

そんなことを書いています。

痛み

体が、次の段階へ進もうとしている。

追いつけない心を抱えて、それでも私はまた前も後ろもわからない大海に身を投じなければならない。

 

一寸先は暗闇。信じられる者は己のみ。

痛みは人の間を行き交うことはせず、じわじわとわたしの体の中で広がっていく。

この世に正解も間違いもない。それでも、生き辛さは存在している。その証拠に、また胃がキリキリと痛む。

 

愛する者が全て敵に見える時がある。煩わしい。

自分の想像していた様に動かない人間達に不安を覚える。その不安が他人を傷つけることはない。私は私の手で私の心を握りしめ、キリキリと音がするほどに苦しめる。

 

人間でありたい。人間でありたくない。

道端に咲く花に生まれれば、どんなにシンプルで誇り高い一生になっただろう。

思考を持って生まれたことが、人間であることが、私にとってなんの役に立つだろうか。

 

私の人生は、何故わたしのためにあるのか。

涙が出た。